母の子守唄

先日、「美しい昔」を紹介しましたが、多くの方からコメントを頂き、嬉しく読みました。ありがとうございます。今日は再びチン・コン・ソンの曲を紹介します。1964年に書かれた「母の子守唄」という曲です。

チン・コン・ソンは、反戦の歌から恋愛の歌、子守唄や児童向けの歌まで、600以上もの曲を作り、幅広い年代のベトナム人に愛されてきました。ベトナム人にとって、チン・コン・ソンの音楽は絵のように美しく、時に抽象的な表現で書かれた歌詞には、人生に対する哲学的なメッセージも含まれています。仏教的な世界観も所々で見かけます。彼の歌詞を100%完全に理解できる人はおそらくいないでしょうが、むしろ、簡単に理解出来ないことが、難解な書物を繰り返し読むうちに少しずつ理解出来る時のように、面白いのです。

歌手のカイン・リーが1970年代に日本でアルバムを出し、日本にチン・コン・ソンの作品の一部を紹介することが出来ましたが、僕はもっともっと日本の人々に彼の曲を知ってほしいと思っています。しかし、歌詞の日本語訳は簡単なことではありません。意味のわかりにくい表現を避け、日本語の歌詞として一般的な言葉に訳すと、彼の哲学的なメッセージが消え失せ、普通の歌謡曲のようになってしまう恐れがあるからです。それはとても残念なことです。

母の子守唄のメロディは特徴的で、発声には少し工夫が要りますが、バラードやポップを歌う時とはまた違う楽しさがあります。日本の皆さんにはどんな風に響くでしょう。それでは母の子守唄を聴いて下さい。

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by haitrieu | 2013-12-17 08:19
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